ご無沙汰しております。
最終更新日が4月・・・ずいぶん前だなーと自分でも思います。
実はここ数か月、ちょっといろいろありました(汗)
いつもみたいにカフェに行ったり、お散歩したり・・・DiarYの項目には、本来なら楽しいことをたくさん書くはずでした。
今年は初めて同期旅行にも参加して軽井沢にも行ったので。
ですが、現在この記事を、私は病院の病室から書いております。
実際、体調が明らかにおかしいと自分で感じ始めたのは7月に入ってからですが、4月下旬以降、私の周りはいつもに比べて少しあわただしく、少しの体調不良は2月に発覚した喘息のせいだと思い込み、仕事を続けておりました。休むわけには、いかなかったので。それがアダになったのか・・・はわかりませんが、それは突然やってきました。
「好酸球増多症」もしくは「チャーグ・ストラウス症候群」
これが私に下された医師の病名です。
7月中旬、みぞおちの痛みと軽度の呼吸障害を感じて、内科を受診しました。喘息でかかりつけの医師ではありませんでしたが、仕事終わりにあいている病院がそこしかなかったので。そこで一度レントゲンを撮ってもらい、肺機能の確認をしました。その時は何もなく、風邪との診断でした。
その後もみぞおちの痛みは続いていましたが、そのまま仕事をつづけ、最低限のことだけで過ごしていました。しかし25日ごろ、突然38度を超える熱が出ました。その日は解熱剤を飲んですぐに就寝しました。熱は翌日には下がっており、その土日に同期との旅行に出かけましたが、さすがに不安だったので、月曜日の仕事終わりに、また病院へ行きました。前回レントゲンを撮ってもらった病院です。症状を伝え、その日は採血をし、結果を見た医師に、明日の朝一番でレントゲンとCTの検査を受けるよう伝えられました。さすがに突然休めない、とも思ったのですが、採血結果をわたされて、明らかに白血球と炎症細胞の数値が異常であったことが分かったので、すぐに上司に連絡し、翌日を休暇にしてもらいました。
これが、29日の夜です。
翌日言われた通り、病院でレントゲンとCTの検査を行いました。
・・・・結果は「心外膜炎」
心臓本体の周りを覆っている薄い心外膜と呼ばれるものが炎症を起こし、心臓と心外膜の間に水がたまっていたのです。2週間前のレントゲンと比べて、心臓の大きさは二回りほど大きくなっていました。採血の結果を見た医師は肺炎を疑っていたようですが、状況はもっと深刻でした。あと数日、数時間、遅ければ、心外膜にたまった水が心臓を圧迫し、心肺停止状態に陥っていた可能性があったそうです。私の心拍数は130を数え、脈圧はなく、血圧も低すぎて幅がありませんでした。
そのまま救急車で大学病院へ搬送され、そこでまず、たまった水を抜く手術を行いました。胸のあたりに極所麻酔をし、ボールペンの先ほどの太さのチューブを入れて水を抜き取る「心嚢ドレーン」です。チューブはそのまま4日ほど入れたままになりました。
その日から10日ほど、救命センターの集中治療室で24時間管理のもと過ごしました。
「心外膜炎」自体は、ウイルスの仕業でなることが多いそうです。ですが、私の場合、体内から原因になりうるウイルスは一切見つからず、異常値といえば、採血結果で確認された白血球の一種、「好酸球」という免疫細胞の異常な増加でした。「膠原病」の一つで、つまり、免疫細胞の暴走により発症した症状、ということでした。
先に挙げた二つの病名。もしくは、と表現したのは、私の発症状況が特殊事例で、確定診断が下せないためです。「好酸球増多症」とは、好酸球が増えて悪さをする病気の総称のようなもので、その中でもいくつかの病気に分かれているそうです。集中治療室にいた10日間に様々な検査をしましたが、確証の得られるものは見つからず、8月19日に心外膜の一部を検体として取り出す検査手術を行いました。全身麻酔で、切開手術。麻酔が効いていた時間は約2時間でしたが、手術自体は40分ほどで終わったそうです。傷は大きくはありませんが、下胸部に5㎝程。現在も、その検体は検査に出されたまま、明確な返答はいただいておりません。ですが担当医師曰く、おそらく「チャーグ・ストラウス症候群」となるだろう、と。
確定診断がつかず、治療自体が始まったのは19日の検査手術が終わった後からです。ステロイド剤で好酸球の数を抑えていく。ステロイド剤自体が多くの副作用を持つ薬になるので、医師は確定診断を待ってから処方をしたかったようですが、検体を出した時点で始めてくれました。また、好酸球の数を抑えるということは、本来人が持っている免疫力を押さえつけるということで、今の私の身体は、普通の人が感染しないような感染症にも簡単にかかり、死に至ることもあるそうです。現在はステロイド剤のほかに、その副作用や感染症を抑制するための薬も一緒に服用しています。
ステロイド剤は一度に服用をやめることのできない薬です。今服用している量から1段階減らして10日間、もう1段階減らして10日間。ここまで減らして、異常が見られなければ退院可能。その後も外来で病院へ通いながら、月単位、mg単位で薬を減らしていき、投薬が必要なくなるまでには最短で1~1年半かかるそうです。
闘病は長い、退院してからが勝負。
と、いうことですね。
一般病棟に移ったのは8月8日。入院一か月ちょっとの現在の私の体調は元気すぎるくらいです。投薬を始める前には何度も40度近い熱で苦しみましたが、現在はそれもなく、特に症状はありません。もうすぐ、薬が1段階減らされる予定です。順調にいけば、9月下旬の退院も可能になりそうです。
仕事復帰については、まだいつになるかわかりません。免疫力を強く押さえつけている状況を続けていかなければならない上に、体力的にも今はガタガタです。ですが、私は今の仕事を辞めたくないので、頑張りすぎない程度にやっていこうと思っています。闘病生活とうまく付き合うことができれば、たとえ長くかかったとしても、生きていくことができると思うから。完治させることができるはずだから。今辞めて、後悔はしたくありません。
久しぶりのブログがこんな重たいものになってしまってごめんなさい。
ブログも閉鎖はしません。
退院したら今以上に健康に気を使わなきゃいけないし、レシピはあげていきます。
病室に父に借りたPCを持ち込んでいるので、ここ数か月でたまっていたレシピをいくつか公開したいと思います。
亀更新は相変わらずになるかと思いますが、これからもSweetsholiCと雫桜をよろしくお願いします。
長々とありがとうございました。
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